ADSLトラブル解消法

ADSLサービスを申し込んだのに、ADSLが使えなかったり、期待したほど通信速度が上がらないことがあります。ADSL通信のスピードが上がらない理由はいろいろありますが、家庭から収容局(電話局)までの電話回線に絡んだトラブル解消法や速度改善法を紹介します。

光収容替え工事とは

光収容替え工事イメージ
光収容替え工事模式図

電話局と各家庭を結ぶ電話回線は、かつては銅線(アナログライン)が主流でした。しかし、総務省による「e-japan戦略」による後押しもあり加入者ラインも急速に光ファイバー化が進んでいます。(参照:光ファイバで安定高速通信
上図「光収容替え工事模式図」のように、最寄りの電話局と家庭を結ぶ加入者線の一部や全部が光ファイバー化されている地域が増えています。銅線のアナログ特性を利用し高速通信を実現しているADSLは、途中に光ファイバー部分があると利用できません。(参照:ADSL通信技術解説
上記のように、電話局と家庭の間に光ファイバー部分がある場合、ADSLサービスを利用するため経路上の光ファイバー部分を銅線に切り替える「光収容替え工事」を依頼することが出来ます。 「光収容替え工事」には下記に示すように別途費用がかかります。しかし、ADSLサービス会社によっては、キャンペーンで工事費の割引サービスを実施している会社もあります。

光収容替え工事の費用

一般的な工事費用
光収容替え工事はNTT東西会社が行います。
変更工事費11,150円(税込11,707円)
ISDNを利用している場合は、別途ISDN切り替え工事費3,990円が必要
キャンペーン利用で無料
光収容替え工事にかかった費用をキャッシュバックや割引などで
無料とするサービスを実施しているプロバイダや接続業者プランは次の通り
★DTI(イー・アクセスADSLプラン)
★@nifty(ADSL接続サービス)
★So-net ADSL(ACCA)
★ウィルコムADSLサービス
★AOL(ADSLプラン)
★ODN(ADSLプラン)
★@TCOM(アットティーコム)
★ASAHIネット(ADSLイーアクセスコース)
★TNC(ADSL)

光収容替え工事の注意点

光収容替え工事を行ってもADSLサービスが利用できない場合があることに注意しましょう。元々電話局と家庭との距離が遠い場合はもちろんですが、光収容替え工事を行うことで、経路が延びADSL本来のスピードが出ないことがあるのです。
ADSL通信は、電話局と家庭を結ぶ銅線の長さが長くなるほど、通信速度が落ちる特性があります。(参照:電話局からの距離が問題
「光収容替え工事」を行うと、電話局と家庭を結ぶ銅線の長さが長くなる場合があります。速度はある程度犠牲になることを覚悟しましょう。
また、「光収容替え工事」申し込みを行っても、代替出来る銅線が余っていない場合は工事を断られることもあります。

ブリッジタップ外しでスピードアップ

ブリッジタップ外し工事説明図
ブリッジタップ外し工事とは

ADSL通信は家庭と電話局(収容局)を結ぶ、電話回線(銅線)を使って行います。一般的に家庭から収容局までの距離が近いほどADSL通信速度は速くなります。ところが、収容局から家庭までの距離は短いのに思ったほど通信スピードが出ないこともあります。
ADSL通信速度を左右する要因は、パソコン、ADSLモデム、家庭内配線、屋外配線、家庭から収容局までの電話回線など、多くの要素が絡んでいます。家庭から収容局までの電話回線だけに注目すると、回線の距離の他に、電話回線が枝分かれしたブリッジタップが悪さをしている可能性もあります。

ブリッジタップとは、NTTが電話線を施設するとき、1本のケーブルをあらかじめ複数方向に枝分かれ配線している部分を言います。これはどの方向で電話接続の要望が来てもすぐに対応できるように準備しているからです。
音声通話であれば、このような枝分かれ(ブリッジタップ)があっても特に問題はありませんが、ADSL通信ではブリッジタップがノイズの発生源となり、スループットの低下をもたらすことがあります。

そこで、ADSL通信速度を上げるために、ブリッジタップを外してもらう工事を要請することが出来ます。これを「ブリッジタップ外し」と呼びます。
ブリッジタップ外しの申し込み方法や費用は次の通り

ブリッジタップ外し工事申し込み

工事の申込先
契約しているADSLサービス会社に申し込みます。電話回線を管理しているのがNTTであっても、初めの申し込み相手は、利用しているADSLサービス会社となります。
費用の概算
ブリッジタップ外し工事費用は、
加入しているADSLサービスにより異なります。
NTT東西会社の場合は次の通り
基本工事費      4,500円
回線調整加算費   6,900円
ブリッジタップ工事 10,800円(1カ所につき)

尚、ブリッジタップ外し工事を行っても、ADSL速度改善効果がほとんどない場合がありますので注意しましょう。ADSL通信には主に数十KHzから2MHz程度の周波数帯域を利用します。(参照:電話では使わない電送帯域を使用
ブリッジタップがこの周波数帯域のノイズ源となっている場合、ブリッジタップ外しを行うとノイズが軽減され、ADSL速度改善効果があらわれます。しかし、ブリッジタップの長さや家庭からの距離により、上記の周波数帯域のノイズ源となっていない場合もあります。そんな場合は、、ブリッジタップ外し工事を行っても、速度改善効果は期待できません。
尚、ブリッジタップ外し工事に当たって、工事を行う前に事前にタップがあるのか、自宅からどれくらい離れた位置にあるのかなど、調査してもらうことができます。調査だけなら無料ですので、工事の決める前に調査だけを依頼してもいいですね。

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