賢いプロバイダ乗り換え法

インターネットを利用する人が増加し、新たにプロバイダ契約する人よりも通信速度を速くするためや新たな加入者系ネットワークを利用するためプロバイダ変更をする人が増えています。新規にプロバイダ契約するよりもプロバイダ変更は多くの手間がかかります。無用なトラブルに合わないための賢いプロバイダ変更法をご紹介します。

ISPを乗り換えるのか加入者系を変えるのか

ISP乗り換えか足回りを変更するのか
プロバイダ乗り換えにも色々ある

「プロバイダ乗り換え」とか「プロバイダ変更」と言う場合、二つの意味があります。上記イラスト「プロバイダ乗り換えにも色々ある」に示したように、次の二つの場合があります。

1.同じプロバイダ内で加入者系ネットワークだけを変更する
2.ISP(インターネットサービスプロバイダ)そのものを変更する


例をあげて考えてみましょう。 もし、あなたが今「Aプロバイダ」のダイヤルアップ回線を利用しているとします。もう少し高速のインターネットサービスを楽しみたいのと、つなぎっぱなしでも料金が一定のADSLに変更したいと考えているとします。
この場合二つの選択肢があり、一つは同じプロバイダが提供しているADSLサービスに変更するという方法。もう一つは他のプロバイダ(ISP)が提供しているADSLサービスに変更するという二つの選択です。
このようにプロバイダ変更と言ってもいくつかの選択肢が選べるようになってきたのには、最近のプロバイダ(ISP)の役割の変化があります。
(参照:プロバイダ速度の真実
インターネットサービスの分業化が進み、プロバイダ(ISP)が加入者系ネットワークから中継系ネットワークなどすべてのサービスを取り込めるのはNTTなど通信系大手企業だけとなり、ほとんどのプロバイダは専門の事業者からそれぞれのネットワークを借りてユーザーに又貸ししています。
たとえば、NEC系の大手プロバイダBIGLOBEの場合加入者系ネットワークはほとんど借り物です。それでも、ユーザーから見ると多くの選択肢から加入者系ネットワークを選べるというメリットはあります。

BIGLOBEで選べる加入者系ネットワーク

  • フレッツ光
  • ひかりone
  • 高速モバイル
  • 無線LAN
  • ADSL
  • ダイヤルアップ

さて、先ほどの例で現在加入している「Aプロバイダ」にADSLサービスが用意されているなら、現状の「Aプロバイダ」のADSLサービスを選択することをお勧めします。なぜなら、現在のメールアドレスがそのまま使えるなど多くのメリットがあるからです。
同じプロバイダ内で足回りの加入者系ネットワークだけを変更した場合の良い点・悪い点をまとめると、次のようになります。

同じプロバイダ内で加入者系ネットワークだけを変更

メリット
1.現在使用中のメールアドレスがそのまま利用できる
2.ネットワーク停止などのサービス停止が最小限で済む
3.ネットワーク変更に伴うサービス移行がスムーズ
デメリット
1.新規加入時のキャンペーンが利用できない
2.価格が安いかはISPにより異なる

現在加入しているプロバイダ(ISP)に目的の加入者系ネットワークが用意されていなかったり、通信速度や価格が他ISPよりも著しく劣る場合はプロバイダを変更せざるを得ないかも知れません。ただ、インターネットの加入者系ネットワークの通信速度はあくまでベストエフォートなものであり、カタログの数値を鵜呑みにするのは危険です。
(参照:通信速度だけで選ばない
プロバイダ(インターネットサービスプロバイダ)を変更されるときは、次章「どうしてもプロバイダを乗り換える時」もご覧ください。

どうしてもプロバイダを乗り換える時

プロバイダを乗り換える理由

前章「ISPを乗り換えるのか加入者系を変えるのか」で紹介したように、現在利用しているプロバイダに希望の加入者系ネットワークがあり、特段の不満がないなら現在利用しているプロバイダ内で加入者系ネットワークだけを変更するのがお勧めです。
しかし、現在加入しているプロバイダに希望の加入者系ネットワークがなかったり、プロバイダそのものに不満がある場合はプロバイダを変更することを検討しましょう。
プロバイダ乗り換え経験が無い方は、新たにプロバイダに加入したときのことを思い出して、新規プロバイダ契約時と同じことをするだけだから、たいしたことはないと考えておられるかも知れません。実は、新規プロバイダ契約時の手間よりもプロバイダ変更にかかる手間の方が遙かに大変なのです。

特に現在ADSL接続契約されている方が他社プロバイダのADSLサービスに乗り換えるときには、多くのトラブルが待ちかまえています。ADSLサービス乗り換えを中心にプロバイダ変更時の注意点をあげます。

プロバイダ乗り換えで不要な料金が発生
プロバイダ乗り換えで利用月が重複

プロバイダ乗り換えで遭遇するトラブル

月単位での利用契約がほとんど
プロバイダ契約は月単位が一般的です。普通にプロバイダ解約手続きを進めると月末まで利用し翌月NTT工事などが行われるという手順で進みます。これでは、ADSL回線工事日は利用終了翌月の中旬頃になり、新たなプロバイダでのADSLサービスを利用できるまで数週間の空白期間が発生してしまいます。
NTT工事日を合わせるのは一苦労
1日でもインターネットが使えないと不便を感じるこの時代に、プロバイダ乗り換えで数週間もインターネットが使えないなんて我慢できないと言う方は、現在加入中のプロバイダに対しNTT工事日(ADSL解約工事)の変更を申し出る必要があります。NTT工事日直前までインターネットを利用したいので、NTT工事日を含めた1ヶ月間は利用料を支払う必要があります。
新規プロバイダ側には同じ日をNTT工事日(新規ADSL回線工事)に設定するよう申し込みます。私の経験では新旧プロバイダで同じ日をNTT工事日に設定することは可能です。
NTT工事日はインターネットは使えない
NTT工事日(解約工事、新規工事)は、NTT局社内の工事だけでユーザー宅での作業はありません。その日は1日インターネットにはつながりません。
モデムなど新規設備はトラブルの元
プロバイダを変更すると加入者系ネットワーク会社も変更されることがあります。同じADSLサービスでもプロバイダによって加入者系ネットワークが異なることもあります。その場合ADSLモデムも変更され、パソコン側の設定も変更する必要があります。モデムやパソコン設定を変更すると何かとトラブルが発生することがあります。新たなADSLサービス設定後はWEB閲覧や電子メールが正しく使えることを確認しましょう。

どの企業も同じですが、新規加入するときはユーザーを引き込むためにサービスを充実させ、あの手この手で勧誘してきます。プロバイダ乗り換えの時も、新規加入側のプロバイダ業者は何かと無理を聞いてくれて加入者対応がしっかりしています。逆に解約時の対応はどのプロバイダもなおざりにされています。プロバイダのWEBサイトを見ても、加入時の手続きはしっかり書かれていますが解約時は簡単に済まされているのがほとんどです。
これから新規にプロバイダ契約を考えておられるなら解約時もユーザー側に立った対応をしてくれるプロバイダを選ぶべきです。

プロバイダ研究

通信方式

お勧めプロバイダ

プロバイダランキング

高速モバイル

プロバイダ比較

お知らせ